【子育てに効く!】漫画『妻は他人だから夫婦は面白い』に学ぶ夫婦の在り方

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「夫婦でうまく連携できていない気がする」「もっと気持ちを分かり合えたら…」

子育てや家事、仕事に追われる中、そんなふうに感じたことはありませんか?

共働きでのすれ違いや価値観のズレ、育った環境の違い。

夫婦といえども、もともとは“赤の他人”。ぶつかって当然なんです。

この記事では、「違いを楽しむ」視点から、夫婦関係がラクになるヒントをご紹介します。

私は教育現場で親子に向き合う中で、夫婦関係のつまずきが家庭全体に影響する場面を何度も見てきました。

そして自分自身も、「他人だからこそ、夫婦は面白い」と思えるようになってきたところです。

わかり合えないことがストレスではなく、“チームとして補い合う視点”に変わると、

家庭の空気も、もっとやさしくなりますよ。

「妻(夫)は他人」 だからこそ、違いを活かせる

「なんで分かってくれないの?」

結婚してから、私が心の中で何度もつぶやいていた言葉です。

価値観のズレ、会話のすれ違い、子育て方針の違い──

「夫婦だから、分かり合えるはず」と思い込んでいた私は、違いにぶつかるたびに戸惑っていました。

でもある時、「そもそも夫は“他人”なんだ」という前提に立ってみたことで、気持ちがぐっとラクになったんです。

夫婦は「似た者同士」じゃなくて「違いを持ち寄るチーム」

このテーマについては、stand.fm(音声配信)でも少し触れましたが、私が大きな気づきを得たのが、さわぐちけいすけさんの漫画『妻は他人 だから夫婦は面白い』です。

➤73. 夫婦は「チーム他人」共通点より”違い”に価値を置いてみる(音声配信はこちら

著者であるさわぐちさんは、奥様と出会ってから喧嘩ゼロ(2017年当時で8年間)という円満夫婦。

中でも心に残っているのが「考察視野」という回。

2人の人間がいると「共通の考え」と「それぞれの考え」がある。

共通点の確認は楽だけど、違いを理解し合うにはエネルギーが必要。

伝える側も受け取る側も、技術と姿勢が求められます。

私たちは「同じ意見で安心したい」「共感してほしい」と願います。

でも実際には、夫婦の間にあるのは“共通点”よりも“違い”のほうが多い。

その違いを否定するのではなく、お互いに「持ち寄る」ことで、夫婦はチームとして機能し始めるのです。

価値観の違いは、子育ての学びにもなる

ぶつかり合いの裏にある“背景”を見つめてみる

夫婦の違いを理解するには、時間もエネルギーもかかります。

たとえば、夫に「それはありえない」と言われたとき。

私の中では大切にしてきた価値観が、真っ向から否定されたように感じてしまうことがありました。

逆もまたしかりで、互いに視野が狭くなってしまいがちです。

その状態で子どもと向き合うと、「自分と同じ価値観だけを正解とする」ような関わり方になってしまうかもしれません。

そこで私は、「これはどんな背景があるんだろう?」と一歩引いて考えるようにしています。

すぐに答えを出さず、曖昧さを抱えておく――これは“ネガティブ・ケイパビリティ”という力にもつながる姿勢です。

このような対話を積み重ねることこそが、実は子どもにとっての大きな学びの場になっているのだと感じます。

「違ってもいい」は、子どもに安心感を与える

夫婦がお互いの違いを尊重している姿を見ることは、子どもにとって大きな安心材料になります。

「正解はひとつじゃない」

「違っても仲良くできる」

――そんな感覚を、子どもは無意識のうちに受け取っています。

家庭の中に“多数決”ではなく“尊重”の空気があると、子どもは自分をのびのびと表現できるようになるのです。

だからこそ、まずは夫婦が「チーム他人」であることを受け入れ、違いを面白がる視点を持つこと。

それが、じわじわと子育てに効いてくるのだと実感しています。

「チーム他人」だからこそ、夫婦は育ち合える

夫婦は「分かり合うべきもの」ではなく、「違いを持ち寄るチーム」という視点に立つことで、関係性は大きく変わります。

そんな学びの入口として、私は、さわぐちけいすけさんの漫画『妻は他人 だから夫婦は面白い』を強くおすすめします。

『妻は他人 だから夫婦は面白い』から学ぶ、“違いを前提にするチーム作り”
  • 「夫婦は分かり合えるべき」という思い込みを手放すことでラクになる
  • 相手の言動に「どうしてそう考えたの?」という姿勢をもつ
  • 「正解はひとつじゃない」と伝える環境が、子どもの自己肯定感につながる

お互いの考えや価値観の違いに向き合い、丁寧に言葉を交わしていくことで、対話の力が育ち、子育てにも良い影響が生まれます。

パートナーとの関係は対立から対話へと変化し、子どもには「多様な考えを受け入れる姿勢」を自然と伝えることができます。

そうして家族みんなが、自分らしく安心して過ごせる空間が整っていくのです。

「違うこと」を怖れず、チームとして歩んでいく視点を持つこと。

それは、子育てにおける大きな土台にもなります。

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