なぜ「早くして!」の時ほど、子どもはゆっくりするのか

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皆さん、子どもって急かしたい時に限って、なぜかめちゃくちゃゆっくりしてたり、急に遊びに没頭し始めたりする、そんな経験ありませんか?

わたしはこれ、正直「え、なんで今?」って結構イライラしちゃうタイプなんですけど、最近ちょっと見方が変わる出来事があったので、今日はそれをシェアしたいと思います。


きっかけは1冊の本

きっかけは、YouTube「フェルミ漫画大学」で見た本の解説動画でした。紹介されていたのが、マツダミヒロさんが書かれた『なんにもしない。「余白」という最高の習慣』という本です。

この本にはいろんな余白の作り方が紹介されていて、大きく分けると「物理的な余白」と「心の余白」の2つがあるという話でした。物理的な余白は、スケジュールに空白の時間を作ったり、物を減らしたりと、仕組み化である程度作れる部分。でも心の余白は、そう簡単にはいかない。この「心の余白」の話が、一番アンテナに引っかかったんですよね。


この本の著者が心の余白を作る方法のひとつとして紹介していたのが、「動きをゆっくりにする」ということでした。心と体はつながっているから、体の方から先に余白のある動きを意識的に作っていく、という考え方です。

なるほどな、と思う一方で、正直「これは無理なんじゃないか」って思うところもあったんですよね。というのも、わたしが一番余裕がなくてイライラしちゃう時って、大体出かける前とか、時間に追われている時。そんな時に「よし、心の余白大事」と思ってゆっくり動くの、一番できないタイミングだよなあ、と思っちゃったんです。

🎥 参考にした動画はこちら→【https://www.youtube.com/watch?v=lbvGCEDfaDc

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子どもの様子から気づいたこと

そこから、わたしは何に気づいたか、というお話をしていきます。

子どもを急かしたい場面って、大体出かける前とか時間に追われているときなんですけど、そういう時に限って、子どもはなんだかゆっくりしてたり、急に違う遊びに没頭し始めたりする。最初は「わたしを困らせようとしてるの?」とか、単にマイペースな性格なだけなのかな、って思ってたんです。

でもこれって、もしかして子どもなりの自己調整機能なんじゃないかな、って気づいたんですよね。大人がせかせかして、部屋の空気がピリピリ焦らされてるような雰囲気になっているときこそ、子どもって、まだ言葉が堪能じゃない分、言葉じゃないものから受け取る感覚とか雰囲気にすごく敏感じゃないですか。だから子どもは、その焦りやピリピリ感に飲み込まれないように、自分のペースを取り戻すために、あえてゆっくり動いたり、目の前の遊びに没頭したりしてるんじゃないかな、って思ったんです。

大人は意識的に動きをゆっくりにすることで心の余白を作っているけど、子どもはそれを無意識にやっているところがあるんじゃないかな、ということですね。


ここでわたしの上位資質、「学習欲」が止まらなくなりまして。笑(ストレングスファインダー診断)
単なる思いつきかなと思って調べてみたんですけど、実は近い話をしている研究がいくつかありました。

例えば、大人がドキドキ焦っていると、その焦りが子どもの体にも伝わってしまうという、親子の体の反応を調べた研究。子どもが自分の気持ちを落ち着ける力は、その子一人の能力とか頑張りというわけじゃなくて、家族全体の空気とセットで育っていくものだという考え方。それから、遊びに没頭することがストレスから自分を守る効果があるという研究も見つけました。

人間の子どもってかなり未熟な状態で生まれてくるので、一人だけでは安全か危険かを判断できず、そばにいる大人との関係を通して、自分の緊張を緩めたり強めたりしているという理論もあるんですね。これってまさに、わたしが直感的に「こうなんじゃない」って思った先ほどの気づきに近いなと思いました。

ただ、これはあくまで理論とか考え方であって、急かされてるからこそ子どもがゆっくり動いているんだ、っていうことを100%証明した実験があるわけではないので、そこは「そういうのもあるかもしれない」くらいの認識でいようと思っています。実際、調べる途中で「親が急かすと子どもが不安になる」という話がSNSでバズったこともあったみたいなんですが、専門家に根拠を聞いたらはっきりした証拠は出せなかったという検証記事もあったので、言い切るのは良くないな、と。でも実生活の中で感じるものはあるなあ、というくらいの温度感です。

ただ、こういう研究とか理論を知ってから、大人が急かせば急かすほど、子どもは心理的にその場から距離を取ろうとして、逆に動きが遅くなるという悪循環があるかもしれない、という見方が自分の中で結構腑に落ちたんですよね。


わが家での実践

じゃあ具体的に、わたしが実生活の中で何をどう変えたのか、実践編をお話しします。

実は今年から、長女が小学生になったんです。うちは登校班で行く地域なので、集合時間に遅れると班が先に行っちゃうんですよね。だから今年からちょっと朝がシビアになって、焦る場面が増えました。

長女も、年中さんの長男も時計は読めるんですけど、「あと何分でその時間になる」っていう時間の経過の感覚は、まだあんまり育ってないんですよね。まあ年齢的にはまだ難しいところだと思います。ちなみにわたし自身も人のこと言えなくて、自分が想定してる時間よりも3倍くらいオーバーする人間なので、そこは子どもたちにもあんまり強く言えないなーって思ってます。笑

最初は「8時になったら出発ね」っていう感じで、出発のスタートを守らせようとしてたんです。うちはタイマー付きの時計を使っていて、アナログの時計も電子のタイマーも隣についてて、時間の減りが目でも見える形にはしてたんですけど、なかなかうまくいかなくて。

よく考えたら、「8時に出発」って、動き出すタイミングをピンポイントで点で合わせなきゃいけない目標なんですよね。時計が読めることと、時間の流れの長さを体感できることって別の力だから、うちの子たちにはまだ「点を狙ってスタートする」のが難しかったんじゃないかなって思ったんです。

そこでちょっと変えてみました。「8時になったら出発」じゃなくて、「7時55分に玄関集合」に変えたんです。これって、スタートを守らせるんじゃなくて、時間に幅を持たせたゴールを作るということ。そこで待っててもらう感じにすると、とりあえずそこに行ってればOK。子どもたちは自分のペースで支度を進めて、終わったタイミングで玄関に行けばいい、という形にしました。

玄関では最後まで好きなおもちゃを1個持って行っていいことにして、そこでずっと遊んでてもOKにしています。さらに、2人とも準備ができて玄関に揃ったら、タイマーが鳴る前に好きな曲を流すようにしました。うちは長男がウルトラマン、長女がプリキュア好きなので、どちらかをYouTubeで流してあげるんです。そうするとノリノリで出発できるし、わたしも戸締まりや忘れ物の最終確認を邪魔されず、集中してパッと短時間でできるようになりました。

これって、さっきの研究の話ともちょっと繋がってるんじゃないかなと思っていて。遊びを無理やり中断させて「はい、守って」っていう中断じゃなくて、自然なタイミングまで自分の好きな遊びができることを保証してあげる形になっているし、玄関に揃った後に「いいことがある」っていう仕掛けは、家の中の空気を焦りからご機嫌なものに、自分から作れたんじゃないかなと自負しています。


まとめ

今日の話をまとめると、『なんにもしない。「余白」という最高の習慣』という本から始まった、「心の余白は動きをゆっくりにすることから作れるかも」という話が、実際の生活の中で「子どもがゆっくりしてるな」という行動の理解につながって、さらに「スタートを守らせるよりも、時間に幅を持たせたゴールで待っててもらう」という工夫まで発展した、というお話でした。

今振り返ると、これって結局、子どものゴールの方に時間の余白を持たせてあげてただけなんだなと思います。本の話をしてた時は心の余白の話だったんですけど、気づいたら子育ての中でも形を変えて余白作りをやってたんだな、って気づきました。

完璧に急かさない親になるっていうのは、正直まだできてないというか、全然目指してないんですけどね。笑 それよりも

  • なんで今そんなゆっくりなの、とイライラする前に、「あ、こっちがイライラしてるから、子どもが自分を取り戻そうとしてるのかな」って一旦見方を変えてみる
  • スタートという点で時間を守らせるんじゃなくて、「ここで待ってればいいよ」という楽しみのあるゴールを持たせられる場面がないか探してみる

そのくらいの小さいところから、これからも考え方を変えてやってみようと思っています。

皆さんも、子どもの「急いでほしい時ほどゆっくりだなあ」現象、経験ありますか?もしよかったら、感想や皆さんなりの工夫、あるある話とか聞かせてもらえると嬉しいです。


音声で聴いてみる🎧

🔗 stand.fmの放送はこちら→【https://stand.fm/episodes/6aa0a1458400380af027b311

🔗 ここでは書ききれない、もうちょっと個人的な話はnoteに綴ってます→【https://note.com/lively_chef1135

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。またね!

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