なぜ、大事なことほど先延ばしにしてしまうのか

Uncategorized

今日は、自分の中の困った習慣を暴露するところから始めたいと思います。

夏休みが明けてから1ヶ月ほど経つんですが、正直に言うと、スケジュールやタスクがずっとうまく進まなくて、先延ばしにしちゃっている状態が続いていました。

わたしは平日、スクールアシスタントの勤務日と、丸っと1日自分の仕事に使える日を分けて作っているんですけど、学校への勤務日は楽しい分、人と接する仕事だからどうしても全力を出しすぎて疲れちゃうんですよね。そうすると、次の日、本当は自分の仕事ができる日のはずなのに、脳が疲れすぎて眠くて眠くてしょうがなくて、ダラダラ過ごしてしまう。

で、そのダラダラ過ごしてしまったことに焦って、今度は夜更かしをして取り戻そうとする、いわゆる「リベンジ夜更かし」を悪あがきでしちゃうんです。笑 しかも夜更かしの中身も、あんまり脳が働いていないので、いい判断ができないまま「これも勉強になるから」みたいな名目で、ダラダラと動画を見たり情報収集ばかりしてしまう。そうやって時間だけが過ぎていく悪循環がありました。


そのダラダラ動画視聴の中で、ちょっといいこともあって。たまたまおすすめに出てきたのが「新R25」の「実録・できない自分を乗りこなす」という企画の動画でした。

内容は、ADHD診断済みの編集部員・森久保さんが、ビジネスパーソンとしてかなり悩みを抱えていた状態から、著名人に相談してもらった内容を実践してみる、というもの。相談相手が、プロADHD・生産性の鬼と呼ばれるマコなり社長こと真子就有さんと、『やる気に頼らずすぐやる人になる37のコツ』の著者・大平信孝さんでした。

この回は先延ばしの話がメインだったんですが、森久保さん自身が「大事なことほど先延ばしにしてしまうんです」と話していて、しかもそれは外部的に大事なこと(仕事の外せないミーティングなど)だけじゃなく、自分の中から沸き起こってくる内的な動機での「大事なこと」も先延ばしにしてしまう、という話で。もうめっちゃわかると共感していました。

さらに刺さったのが、「良いものができそうな時ほど、アウトプットのハードルが上がって、工数を頭の中で考えると逆に重くなって初動が動き出せない」という話。これ、わたしの今のnoteを書くという作業がまさにこれ、と思わず声に出しちゃったくらい、わかるわーって思いました。


この動画をきっかけに、マコなり社長や大平さんの著書、そして森久保さんご自身のYouTubeも色々調べていくうちに、もしかしてわたし自身もADHD傾向があるかもと、より強く思うようになりました。以前からうすうすその傾向はあるなとは思っていたんですけど。

さらに調べているうちに気づいたのが、ADHDの特性と、もともと認知していたHSPの特性が重なっている部分が、自分を一番苦しめているところなんじゃないかということ。でもこれって逆に言うと、苦しさの正体が分かれば、解決の糸口にもなるということだよなと思うので、「自分がなんでダメなのか分からないまま辛い」という状態から、「自分はこういう特性があるから、こう工夫すればいい」という状態に変えるだけで、だいぶ気持ちが軽くなるんじゃないかなという感覚があって、調べたいと思っていました。


ここでちょっと別の本の話も差し込みたいんですけど、以前『人が壊れるマネジメント』という本を読んだ時に、間違ったマネジメント方法というリストが紹介されていました。

  • 上司が部下に曖昧な指示でタスクを丸投げする
  • マイクロマネジメント(細かすぎるマネジメント)をする
  • 非現実的な締め切りを設定する
  • マイナスの指摘ばかりする
  • 理由を教えずにプロジェクトを変更する
  • 休日や業務時間外に電話やメールの返信を求める
  • 部下のミスを責める
  • 部下のアウトプットを放置する

これを見た時にハッとしたんです。これ、他人にやったら完全にアウトな上司じゃないですか。だけど、自分が自分に対してやっちゃってることって結構ありませんか。わたしは結構ありました。なんとなく自分にタスクを丸投げしたり、無理な締め切りを自分に課したり、できなかったことばかり責めてたり。つまりわたしは、自分自身の上司として、自分にかなり質の悪いマネジメントをしてたんじゃないかと気づいたんです。


でそこで思い出したのが、さっきのマコなり社長のタスク管理のルール。担当者は必ず一人にする、サブタスクは1日以内で終わる粒度に分解する、期日は時間まで決める、期日を変える場合は勝手に変えず必ず許可を取る…というように、かなり細かく徹底されていました。

最初にこれを動画内で聞いた時は、「これマイクロマネジメントなんじゃない?」って感じたんですよ。でも、もう一度『人が壊れるマネジメント』を復習してみたら、よく考えたら違うなということが分かりました。

よくないマイクロマネジメントというのは、部下に仕事を任せられないから、後から細かいところまで逐一確認したり監視し続けるやり方のこと。一方でマコなり社長のルールは、方向性や担当者、期日や完了の定義を最初にとことん明確にして、ADHDの苦手な曖昧さを排除した上で、そこから先は任せるという考え方なんですね。つまり細かさのタイミングが全然違っていて、後から監視するための細かさじゃなくて、最初に迷いをなくすための細かさ。ここがすごく腑に落ちたポイントでした。


実はこの「診断」というテーマ、わたし自身も前に経験したことがあります。

わたしはコロナ禍の真っ只中で初めての出産と育児をしたんですが、慣れない状況と大きな変化、そしてコロナ禍というのが重なって、いわゆるうつの手前の状態になってしまい、心療内科に行くことになりました。

最初は正直、こんなことで病院に時間を取ってもらうなんて、夫にも子どもにも申し訳ないし、自分は本当にダメだな、いる価値がないくらいに思ってたんです。心療内科って合う合わないが結構あるとも聞いていたので、行ったところでどうにもならないんじゃないかという気持ちもありました。

それでも自分にできることとして、合う合わないがあるからと3カ所くらいピックアップして、実際に行ってみようというところまでは決めました。そうしたら3カ所とも適応障害という診断がついて、そのうちの1カ所で、自分でもうすうす自覚があったHSP傾向について相談していたら、「そのHSP傾向はかなり強いですね」と言われました。HSPは診断名ではないので、「そうです」というよりは「そういう傾向が強いです」という言われ方だったんですが、家族でも身内でもない、専門家という立場の人から言われたことで、初めて「これは自分の思い込みじゃなくて、本当にそうなんだ」と実感できた瞬間でした。


『人が壊れるマネジメント』の中では、その人に合ったマネジメントをすることの大切さが書かれていたんですが、これって自分自身に対しても同じだなと思いました。

自分に合ったマネジメント方法、いわば自分の取扱説明書を知ることが、結局は一番心地よく生きるために必要なんじゃないか。そしてそのための手段のひとつが、困り感がある場合にちゃんと診断を受けてみるということなのかもしれない、と思いました。

正直、「診断される」という言葉にはまだ身構えてしまうところもあると思います。学校現場で働いていると、診断を受けることに対して構えてしまう親御さんや先生方が多いのも、知っているからこそだったりします。でもそれって、自分にレッテルを貼ることじゃなくて、自分の取扱説明書を手に入れるための情報収集、くらいに捉え直してもらってもいいのかなと、今回のことで改めて思いました。


実はこの感覚は、わたしが今取り組んでいる「感性の根っこ」という活動ともすごく重なっています。今やっているのは、保護者や保育者さんに向けて作っている子どもの観察チェックリストなんですが、これも診断のためではなくて、「この子、こういう場面で困ってるかも」という気づきを、関わり方のヒントにするためのものです。

子ども観察チェックリスト バナー

子どもに対しても、大人である自分自身に対しても、本当に大事なのは診断してレッテルを貼ることじゃなくて、よく見て気づいて、その子・その人のペースを信じること。診断されることへの後ろ向きなメッセージを、もう少し軽やかで前向きなものに変えていきたいな、というのが今のわたしの気持ちです。


この「自分の取扱説明書」ということで言うと、実は以前スタエフでも、55回目に「自分の心の処方箋は、日記というデータベースから作る」という回をやったことがあります。今回きっかけになった動画の中でも、森久保さんがいろいろ試した中で日記が一番効いたと話していました。

日記といっても、アナログの紙に書くパターンもあれば、今はAIがとても優秀なので、AIを使って日記化するパターンもあったりと、いろんな形があります。興味があれば、ぜひ55回も参考に聞いてみていただけると嬉しいです。ちなみに、過去回から今にかけてわたし自身のやり方も結構アップデートしている部分があるので、その具体的なハウツーはまた次回、詳しく話したいと思っています。


今日は、わたしの先延ばしからダラダラ・リベンジ夜更かしのループから始まって、ADHD傾向への気づき、そして自分に対する間違ったマネジメントに気づいた話、さらに自分の取扱説明書を知るための「診断」という視点まで話してきました。

  • 大事なことほど、内的な動機からくることでも先延ばしにしてしまう
  • 他人にやったらアウトな上司の振る舞いを、自分に対してやっていないか
  • 診断はレッテル貼りではなく、自分の取扱説明書を知るための情報収集

皆さんは自分自身に対して、「これ他人にやったらアウトな上司だな」という振る舞いをしているという心当たりはありますでしょうか。もしよかったら、感想や皆さんなりのセルフマネジメントの工夫を教えていただけると嬉しいです。


音声で聴いてみる🎧

🎙 stand.fmの放送はこちら→【https://stand.fm/episodes/6abb06eadde0e22e497d5696】

📝 ここでは書ききれない、もうちょっと個人的な話はnoteに綴ってます→【https://note.com/lively_chef1135】

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。またね!

コメント

タイトルとURLをコピーしました